「つどい」は、昭和3年、小谷法座から始まりました。
当時の日本は、多くの人々が貧困にあえいでいました。
苦しみのどん底にいる人たちを助ける術のない時代に、
「つどい」は、さまざまな事情で悩んだり、
苦しんだりしている人の気持ちを受けとめる場になり、
人々は生きる力を取り戻していきました。
当時、人々のつらい気持ちを出し合える。
そして受けとめてくれる場はどこにもありませんでした。
時代は変わっても、人はさまざまな事情をかかえています。
しかし、自分のことを語ることは難しいことです。
とくにつらいことをかかえている場合は。
「つどい」では、誰もが自分のことを話すことを大切にしています。
お互いの話を聞くことで、また語ることで、
生活の中で見えなくなっていることに気づき、
お互いの力としています。