国際仏教学大学院大学で特別講演会が開催されました

日時:6月1日(土) 13:30~15:00
会場:国際仏教学大学院大学 春日講堂


 国際仏教学大学院大学は、国際的に活躍しうる仏教研究者を養成するために設立された大学です。世界に類を見ない 10 万冊を超える豊富な蔵書を活用して仏教研究を行う環境を整え、広く国内外の人材育成に努めており、国際的にも評価されています。大学のキャンパスは「林の中の大学」をコンセプトに設計されており、地域の景観に配慮した校舎等の施設整備がなされています。
 そして、この緑豊かな敷地は、「最後の将軍」德川慶喜(とくがわよしのぶ)公終焉の地でもあります。
 また、文京区の歴史にゆかりのある地域であるため、地域の歴史や周辺の環境に配慮した運営をおこなっており、仏教に関わる公開講座をはじめ、地域の皆さんの意見を取り入れた敷地の歴史(德川慶喜公終焉の地)に基づいた講演を開催しています。

 今回の特別講演会は、写真家で德川慶喜家四代目当主である德川慶朝(とくがわよしとも)氏をお招きして、トークイベントが開催されました。
 慶朝氏の写真家としての経歴や、趣味・食にまつわるエピソードを中心に、ホンダのオートバイ広告写真を数多く手掛けたお話や、趣味で始めた珈琲焙煎がプロ仕様の機械で焙煎する程の腕前になっていることなど、とても穏やかな口調で話される慶朝氏のお話はユーモアにあふれ、会場は終始笑いに包まれていました。また、德川慶喜公終焉の地であるこの場所に大変思い入れがあり、静岡県出身である慶朝氏の本籍地はこの東京都文京区春日のままであること、その場所にこのような大学が出来たことを大変うれしく思っていると話されました。

 当日は、近隣にお住まいの住民のみなさんを中心に200名を超す参加者で超満員となりました。

 国際仏教学大学院大学では、定期的に講演会が開催されています。興味のある方はぜひ参加されてはいかがでしょうか。

 ○国際仏教学大学院大学ホームページ [http://www.icabs.ac.jp]

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